La vie en rose

La vie en rose 魂の叫び

母であり、娘であり、ときには女だったりするアラフィフの毎日を人生を楽しむ!

マダム・イン・ニューヨーク ほしいのは愛ではなく尊重されること

「愛のあぶら」


愛は同じ形では続かない。
時々メンテナンスが必要です。

〜中略〜

大切なものは
最初の愛には必ず含まれていた
相手を尊重するという心。


尊重のない愛は
やがて錆びつく。


W座からの招待状
小山薫堂



◇◆◇◆◇



おばさんと言われる事はあっても、マダムなんて呼ばれたことなど無かった私。



でも、夫が赴任していた元フランス領だった国で一人で出歩くと、こんな私もマダムと呼ばれる事が何度かあって驚いた。


フランスでは既婚女性はもちろん、奥様、夫人以外の女性として尊敬の意味も込められる敬称マダム。


当たり前だが、私が若い独身女性には見えないってこと。笑



この映画は、マダムが主人公。
そして、そのマダムはとてつもなく美しい女性。
女の私でも溜息が出る程の美女だ。
(とても50歳になんて見えない!!)


私が初めて観たインド映画。
劇場鑑賞が叶わず、WOWOWでの放送を心待ちにしてやっと観た映画。

その後、何度も何度も繰り返し今もなお観続けている映画。


マダム・イン・ニューヨーク
2014年公開
インド



注意※以下 ネタバレあります※



◇◆◇◆◇



インド人ながら英語を話しバリバリ仕事をする夫と、時に親を疎ましく思い親に反抗的な年頃の娘と、まだ小さくてヤンチャな息子、さり気なく嫁を助けてくれる夫の母の4人で暮らす主婦シャシが主人公。


料理上手で、特にインドのお菓子作りが得意の良妻賢母。
おまけに絶世の美女。(←ここ!強調しまくりたい!!)


シャシは忙しい夫に、普段ろくに話を聞いてもらえず、お菓子作りだけしていればいい、俺に美味しい料理を作ってくれればいい、と言われる日々を送っていた。



年頃の娘には英語が苦手な事を事あるごとにバカにされ見下され、引け目を感じながら日々過ごしている。



そんなある日。

NYに住む姉から姉の娘(シャシの姪)の結婚式準備の手伝いを依頼され、家族より4週間ほど早く初めて一人でNYへ訪れることになった。


初めてのNY。

大学に行く姪(←新婦の妹、これがまた超絶美人で可愛い‼️)と別れた後、マンハッタンで一人立ち寄ったカフェにて英語が話せないばかりに酷い屈辱を味わうことに。


打ち拉がれるシャシが見たのは街中を走るバスの広告。


〈4週間で英語を話せるようになる〉


そんな謳い文句の英会話教室の広告だった。


すかさず電話No.を暗記し(さすがはインド人の暗記力✨)家族に内緒で申込みをして、色んな外国人と優しいゲイの先生がいる英会話クラスで勉強をすることになると言う展開。



そのクラスにいたフランス🇫🇷人のちょい色男がシャシに想いを寄せる…なんてことも…。



◇◆◇◆◇



NYの姉や姪たちにも内緒で英会話教室に通うシャシ。

ところがシャシへのサプライズで予定を早めてインドから家族がNYにやってくる。


内緒で英会話教室に通っている事もあり、様々なハプニングが起こり…


クラス最終日の卒業試験も受けられなくなってしまう。


がしかし、大学生の姪の計らいで、結婚式にそのクラスの仲間たちがやってくる。


新郎新婦へのスピーチを頼まれるシャシ。

シャシが一言も発しない前から、

「妻は英語が苦手なので」

と、夫がスピーチを断りかけたとき、それを遮ってシャシは話し出す…。



◇◆◇◆◇



シャシが英語が苦手な事を知る夫と娘は、スピーチを始めようとするシャシを見て呆れた表情をするが…。


シャシは話し出す。


苦手な英語を。



ヒンディー語ではなく
苦手だった英語で
スピーチをする。



◇◆◇◆◇



是非是非、実際に映画を観てスピーチを聴いていただきたいので、ここでは全て載せることはしない。



でも、スピーチ最後に話した言葉をここに。






家族は引け目を感じさせない

家族は決してきめつけない

家族は決して傷つけない

弱みを笑わないのは家族だけ




シャシが、フランス人色男の誘いに乗らず、想いに応えることがなかったのも



恋がしたいのではなく

ほしいのは


自分を尊重してくれること


だったから。



◇◆◇◆◇



夫婦も長年連れ添うと、何でもやってくれるのが当たり前と思いがち。


ましてや感情を表に出さない私の夫に至っては、何をしても優しい言葉などかけられたことなんかない。


それでも、何とか今までやってこれたのは、パート程度でしか働いていなくても、専業主婦になったとしても、その私をバカにしたり、見下す様な言動は一度も無かったから。



オレが養ってやっている、などと言われたことなんか一度だってなかったから。



好きだとか
愛してるとかではなく


尊重すること


互いに互いを尊重することが出来たから、色んなことがあっても今まで夫婦でやってこれたのかもしれない。



ほとんどの問題は、他者を尊重しないからおこるとも言われる。
映画を観て思ったのは



男でも
女でも
子どもでも
高齢者でも
人種が違っても
自分とは違う考え方の人にも



尊重することを忘れてはいけない。



どんな相手に対しても必要なのは


尊重すること




◇◆◇◆◇



内容に興味のない方も、出演してるインドの女性の美しさを是非見ていただきたい。



そして、シーン毎に変わる美しい色や柄のサリーも見ていただきたい!
ざっと数えてみただけでも50着近い数の色とりどりのサリーが楽しめる✨



そして、この度ある事実がわかり悲しみに暮れている。



この主人公シャシの女優さんが、昨年2月に亡くなっていたこと。



あの美しい麗しい姿が今後はもう見られないなんて…。



この映画は、一般の方が海外でこの映画を観て感激して上映権を買付た作品だ。

それから配給会社など探したらしい。

それくらい、心に響くものがあるからだろう。


シャシ役のシュリデヴィのご冥福をお祈りするとともに、
この映画を買い付けてくださった方にも感謝したい。



マダム・イン・ニューヨーク [Blu-ray]

マダム・イン・ニューヨーク [Blu-ray]