La vie en rose

La vie en rose 魂の叫び

母であり、娘であり、ときには女だったりするアラフィフの毎日を人生を楽しむ!

一ヶ月だけの社会勉強


lunaちゃん…あなた…悲

 

あなたがそんな事をしてる姿なんて全く想像出来ないわ。

 

ちゃんと良い資格を持っているというのに、何故にいまそんな仕事をするというの?

 

電話の向こうの義母が半泣きになっている。

 

一ヶ月前のことだ。

 

f:id:luna117:20200107165657j:image


◇◆

 

 

夫婦双方の父親が要介護状態となってから、現在主婦の私が一番動けることから、度々と実家に帰る所謂遠距離介護状態となった。

 

年末になる前には、ケアマネや訪問看護師さんとも会う事が出来たし、年内は大丈夫だろうとの見解を得て少しほっと胸を撫で下ろした私。

 

きっと来年は色々大変になる。

 

動けるのは今のうちだろうな。

 

事の重大さを今ひとつ把握しきれていない呑気な夫が私に提案してきたのは年末の旅行。

 

そうじゃないでしょ。

そうじゃなくてね…。


少し気持ちに余裕が出来たから 

この一ヶ月は大丈夫そうだから

 

  あ、バイトしよ

 

次男の前でやったら絶対に怒られる事間違いなしの環奈ちゃんのCMみたいに呟いた私は、いくつかのバイトを経験している次男にアドバイスを貰うことにした。

 

可愛いすぎる橋本環奈のCM!


◇◆


あっという間に面接になった。

 

次男から教えて貰ったバイトアプリを開いただけで。

 

一ヶ月限定の短期間で、現在自分の頭を占領している看護介護系以外の仕事で。

 

だけど、未経験でも出来る仕事だとしても、お金を稼ぐと言う事はそんなに甘いものじゃない。

 


 お給料は我慢料です

 

そう言っていた美輪さんの言葉を思い出す。

 

就活中の次男の手前、何があっても最後までは務めたかった。

 

優しい人、意地悪な人、色んな人がいた。

どんな職場も基本同じだと思った。

私は一ヶ月の間、貴重な貴重な社会勉強をした。

(守秘義務にて仕事内容は控えますね)


◇◆


教師や医師や弁護士など『先生』と呼ばれる様な職業だけが偉い仕事なのかな。

 

所謂大企業と呼ばれる会社で働いていれば、偉いのかな。

 

正社員だったら偉いのかな。

 

義母の言葉は、私への心配からと重々承知してる。

 

でも、有名進学校を卒業し、大企業に入職した貴女の初孫が会社を辞めて転職したことを、私は今も話せないでいる。

 

簡単な理由で辞めたわけじゃない。 

ひとつの理由で辞めたわけじゃない。

本人が悩んで悩んで悩んだ末に自分で決断したことを、私たち親は尊重した。

 

でも義母にはまだ言えていない。

 

ねぇ、おかあさん。

先生と呼ばれなくても

大きな会社じゃなくても

例えアルバイトの人の中にも

立派な人はたくさんたくさんいるし

 

先生と呼ばれていても

大企業に働いていても

高い地位についてても

挨拶すらもできない残念な人もいるよ。

 


◇◆

 


たった一ヶ月の私の社会勉強はあっという間に終わった。

 

毎日にっこりと笑って挨拶をし続けた私に

ただの一度も返事をしない人がいた。

 

いつも大きな大きな声を出して

部下を怒鳴りつけてる人がいた。

 

その言葉

こんな風に言えばいいのに。

こんな風に言う方が伝わるのに。

こんな風に言ったら自分だって嫌な気持ちにならないだろうに。

 

そんなことを思いながら

これは良い社会勉強なんだと思った。

 

今後私がどんな仕事に就こうとも

より一層言葉遣いには気をつける。

相手の気持ちを考えてから話そう。

 

そして何よりも

 

まずはいつも気持ちよく挨拶をする。

気持ちが落ち込んでる時も。 

例えイライラしている時も。

不安でいっぱいだった時も。

泣きたくてたまらない時も。


まずは笑って元気よく挨拶をしよう。

私がいままでもそうしてきたように。

 

最初の日と同じように。

最後の日にも挨拶をした。

にこりともしない人に挨拶をした。

近くまで寄って行って挨拶をした。

思いきり微笑みながら挨拶をした。

 


今日で最後です。

色々教えていただいて

本当にありがとうございました。

 


いきなりの事でその人は驚いていた。

私を見て一瞬たじろいでこう言った。

 


あらそうなんだ

 

 

私の勢いにつられてしまったのだろうか。

私にはその人の口角が少しだけあがったように見えた。


◇◆


年が明けて、私は主婦業に戻っている。

 

けれど、私の仕事は主婦業に加えて遠方の義両親たちの事もあるし決して暇じゃないよ。

 

ケアマネ、訪問看護師、病院SWなど

色んな所から私に連絡が入ってくる。

 

限られた事しか出来ないけれど

私に出来る事は何だってしたい。

 

先生と呼ばれなくてもこれも大事な仕事だよね。

 

まずは顔を見に行く事から始めるよ。

 

 

だってあなた達がいてくれなければ

私の夫はこの世に生まれていないし

 

だってあなた達がいてくれたから

私は息子たちに会う事ができたんだ。

 

 

またいずれ何処かで働くだろう。

また資格を使って働くのだろう。

 

どんな仕事をするにしても

どんな人と働くにしても

どんな事があったとしても

 


私は笑顔で挨拶をし続けよう。

 


しつこすぎる私の挨拶は

笑わない人を一瞬だけ笑わせる事ができたから。

(そうそう、今週末のすべらない話にGACKTが出るよ!)

f:id:luna117:20200107165431j:image

今年もふなっしーには

いっぱい笑わせてもらうなっしー!